「Thank you for Everything〜わたしたちに祝福を!〜」
本当に、本当にたくさん時間がかかったなぁ⋯という作品です。
出逢えた記念日、というフレーズから思いついたこのお話。サイト開設初期から、つまり1X年前から構想はあったものの、どこかありきたりなような気もして、書き出しつつも寝かせること数年。
書いて熟成させるにつれ、徐々に思い入れも大きくなり、下手に動かせなくなってしまった作品でした。私の中ではお馴染みのパターンでもあります。
メインがスノウになったのは、アニメルでもエドの進言があったとはいえ、慰労パーティを仕切っていたことから、お姫様という立場もあるし、きっとそういうお祝いが好きなんだろうなと思ったこと。
あと彼女の繊細さが、今回のテーマにぴったりだなと思い、気がつけば彼女を中心に話が動き始めていました。
また意外な組み合わせにしたいなと思って、キーワードが誕生日なのでそこらへんを深堀しやすい人物として、アドバイス役にはナナシを起用。
ムードメーカーな面が目立ちますが、彼も立派な大人ですしね。年上として頼れる面を思い切り描きたい欲もあったので、その辺りを書けて楽しかったです。
アルヴィスとベルの二人の誕生日を、今回オリジナル設定で「ない」としています。
これはMARキャラには当初、誕生日設定がなかったのを逆手にとって、もともとの原作の情報から連想できる、当サイトでのアルヴィスの設定(両親はすでに他界、町の人が親代わり)を結びつけて「ならば、誕生日がわからないことにしよう!」と考えたものです。
ベルは本文にある通り、妖精に暦の概念ってないのでは?となったことから、彼との共通点として考えました。
しかし数年前、突如安西先生がXにてファンの間で記念日として勝手にお祝いしていた7/4を正式なナナシの誕生日として逆輸入。
さらに他のキャラについても誕生日の設定を公開(というか、たぶんその場で決定)し、ジャンル内に激震が走りました。
長年謎だった誕生日がわかり、お祝いできることがうれしい反面、上記設定ですでに書き出していたため、ひそかに動揺しました。
とはいえ、神の手によるものだから仕方ない。
お蔵入りにすることもわりと本気で考えたのですが、最終的には二次創作だからもうええやろ!と開き直りました。
そのため、この二人だけ描写がシリアスな、いわゆる特別扱いというわけではないつもりです。
ご存知の通り、私はアルヴィスが最推しではありますが、MARはメインキャラが多い分、ちゃんと一人一人の扱いを同じようにしたいという気持ちがあるので。
特にこの話では、スノウとナナシさんが中心ですしね。その辺は、描写もそこまで割いていないことから察していただけるかと。
ほかの誕生日が決まっている面々に関しては、本文で書いてある通り。
ジャックとスノウとパッボの3人については安西先生が公開しておらずわからないので、やや濁した書き方になっています。
なお、このお話での時期は「アランの誕生日(5月30日)が過ぎた」というセリフから、6月あたりということにしています。
レギンレイヴ姫には何となく、ジューンブライドのイメージがあるので。ドレスの色とアニメル最終話のせいでしょうか。
小説というのは書いていくうちに、キャラクターたちとどこか気持ちがシンクロしてくるもので。
このお話は特に、この作品に出逢えた感謝も込めて、大事に大事に書き上げました。
内容がまるで節目に挙げるようなテーマの作品になったので、これで一区切りとして、実はいよいよジャンルを撤退することやサイト閉鎖もうっすら考えたりもしました。
(特にここ数年、あまり更新できていませんからね⋯)
今はどうするかは、決めてはいません。
決めてしまうとその時点で自分の中で義務感のようなものが生まれて、それが勝手に重荷になってしまうのがこの数年でよくわかったので。
自分でも自覚しているのですが、わりと気負いがちなんですよね。
学生時代のような更新頻度ではもうできませんが、好きなものを好きなときに書いて、できれば、もっと上手くなっていきたいです。
そのあたりは、貪欲でありたいと思います。
まぁ、なるようになる、です。気が向けば書きますし、頭に浮かぶものを、形にしたい欲はまだまだあります。
二次だけでなく、オリジナルを少しずつ書きたい欲もあります。
エッセイも好きなので、そういったところにももっと力を入れていきたい。
そんな感じで、ペースは落ちますが、このサイトは時代の流れに置き去りにされつつも、色んなものと併用でまだまだ活用していきたいと思います。
今後もどうぞ、よろしくお願いいたします。

COMMENT
無題
リアタイ時からMÄR好きだったにも関わらず、どうしてこのサイトにもっと早く辿り着かなかったのだろうと…!
私は特にドロシーちゃんが好きで、彼女メインでファンアートや二次創作を楽しんでいますが、奈津さんの小説は色んなキャラへの愛が溢れていて、読んでいて幸せな気持ちになります。
特にアルドロの、アルヴィスのゾンビタトゥの件をドロシーちゃんが罪悪感を抱いているという解釈は自分では今まで考えたことなかったけどそれはあるな…!と膝を打ちました。あとエモさが私好みで、自分のために書かれたのではと錯覚するくらいでした。
またGARNET CROWもお好きとのことで、楽曲を重ねて二次創作されているお話を聞いて、私も絵や妄想で似たようなことをしていたので勝手に親近感を抱いてしまいました。
大人になって学生時代ほど時間も心のゆとりもなくなって、20年も前に完結した作品のことを考え続けるのはどんなに好きでも難しいと私は日々感じております。
私も自分のペースで生活の合間に二次創作をつづけていますが、いつかは撤退(というより自然消滅)する日が来るかと思います。
二次創作は作者が楽しんで行うことが1番だと思います。更新ペースがどんなに落ちても、ジャンルから離れることがあっても、メルの小説はどうか残しておいていただけないでしょうか。
すみません、長くなってしまったのですが、
・小説すごく好きでした!!!
・今後また悩むことがあるかもしれませんが、どうかサイトは消さないでいて欲しいです!!!
のこの2点を伝えたく、コメントを残させていただきました。
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
Re:無題
支部から来てくださったとのことで、こんな辺境のサイトをネットの海から見つけて下さり恐縮です。
また作品やキャラ解釈などへの温かいコメントの数々、重ね重ねありがとうございます。
MARを好きな方に愛が溢れている、と感じていただけて、どの作品も思い入れはありますが、当時一生懸命書いてよかったなぁとしみじみ感じています。
私も創作活動が、情熱だけで走ることができていた学生の頃と比べると、更新ペースが極端に落ちてしまっている現状があります。
歳をとって、まず自分の生活が第一になってしまうこと⋯気持ちがあっても時間がなかったり、体力がついていかなかったり…。
日々儘ならないことが増えてきているなか、コメントのひとつひとつに共感させていただいたと同時に、じょじょ様のお言葉から、同じような悩みに向き合いながら創作されていることが伝わってきて、すごく励みになりました。
そしてサイトへのお言葉、ありがとうございます。
10年以上活動していて思い出もありますので、借りているHPサービスが終了するなどの理由がない限りは、残しておくつもりです。もし消すとなっても絶対に予告はします。
…とは言っても、今はまだ書きたいものはあるので、数年は絶対あると思います。ご安心ください(笑)
Xもフォローいただきありがとうございます。今は忙しさもあってだいぶジャンルの呟きは少ないですが…よかったら絡んでやってください。
私もXでじょじょ様のイラスト拝見させていただきました!特に女の子キャラのイラストが華やかで大変に眼福でした…。お体にお気をつけて、今後もファンアートを拝ませていただけたら嬉しいです。
改めてこの度はコメント、本当にありがとうございました。また思い出した時にでも、遊びに来ていただけると幸いです。