「それは、夢みたいなフワフワしたワクワクじゃなくて、もっとリアルな…この手でつかみ取れるワクワクなんだ!」
久々に見返したアニメル59話で「おお!」と思ったギンタの台詞です。
そう、グリム童話などを読んでメルヘンについて探ってる時、それらは何だかふわふわした感じがあるんです。(私だけかもですが…)
実感があまりない、でも存在ははっきりとわかる。漠然とした、世界の断片。
原作MARも、最初はそのフワフワした感じがあったんですが、ウォーゲームやチェスの存在がほのめかされてからは、だんだんそのフワフワは薄れて他の漫画と同じ、リアルな世界になったような感じだったんですよ。
それってつまり、上のギンタの台詞そのものなんですよね。
この物語そのものの芯(かもしれない)台詞を書いた脚本の武上さん(アニメルのシリーズ全般構成の方)は凄いなぁ。尊敬してしまいます。
アニメを何度も見てると、絵柄や脚本から何となく担当の方がわかってきますよね。
アニメル最終話の絵も担当された近藤/優次さんは、ドロシーとアルがメインの話(二年目以降)が多めとか。
日曜の朝に放送していいの!?と色んな波紋を呼んだクラヴィーア編の一部は高橋/ナツコさん(裏僕などの脚本担当)とか。
ドロシーがとにかく脱ぐ話は
絵コンテも川口監督担当とか。いやいや、奥が深いなぁ。アニメ制作は、と若干の呆れを通り越してもはや悟りの境地からもアニメルを楽しんでいます。
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