数日前から、3DSでダウンロードしたゼルダの時のオカリナをプレイしています。
発売当時ゲーム売り場の店頭でプレイして、操作方法もよくわからないまま暗闇で襲われて(※フィールドでは夜になると魔物達が地中から出てきてリンクを襲う)泣きそうになったものです。
コントローラーを置いて売り場から逃げた思い出がよぎります。リンクを置き去りにして(笑)
あれから10年以上、この歳になってようやく立体的な視点ものが出来るようになりました。
最初はその独特の視点に酔いかけましたが、慣れてくるとその魅力に完全に取り憑かれました。
すごい、自分が本当にリンクになって、走ったり動いているような感じ。
後ろを振り返ったり、狙いをつけてブーメランをなげたり。ブロックを押す動作一つにも、子供のリンクではちょっと時間がかかるんですが、それがすごくリアルで、自分が本当に押して動かしている感覚。
動作にかかる細かい時間と動きが絶妙なんです。ただのアクションではなく、本当にリンクを動かしている。
宝箱を開けるのも、普通のゲームだと箱の近くまで行ってボタンを押す事務的な作業になるんですが、このゼルダではちゃんと箱の正面まで行ってボタンを押さなければいけない。現実と同じで。
広大な世界観だけでなく、キャラクターの息遣いとか、生きている生身の感覚、そういったものをすごく大事にして、丁寧に作られたゲームなんだなと感じました。
それでいて操作方法は至ってシンプル。ジャンプは足場に行って歩くのと同じようにスティックを倒せば、自動的にしてくれる。
敵への攻撃も狙いをつけるシステム(いわゆるロックオン)があるので、初心者でも弱点を狙いやすい。
3DS版になるにあたって、グラフィックが大幅に綺麗になったといっても、元々のモーションとかシステムは64の時…つまり1998年には既に出来上がっていたことを考えると、この「時のオカリナ」はすごいゲームです。文句無しの名作だと、改めて感じました。
普通ゲームも他のメディアでも、絵やストーリーに注目しがちですが、システムにまでこれほどの感動を覚えたのは初めてです。
勿論ストーリーも素晴らしい。プレイしていると、オカリナでゼルダの子守唄を吹きたくなります。
とにかくこの感動を覚えておきたくて、長々と書いてしまいました。
後日プレイ日記でも書こうかなと思います。今は森の神殿を攻略中です。
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