DSのスイッチを入れて、OPムービーのギンタが寝転がっているのを見ただけで懐かしさが蘇ってきて、「うわぁー!」と思わず声が出ました。
このゲームは本当に神ゲーだと思います。何よりまずシナリオが素晴らしすぎる。アルヴィス中心というのも嬉しいけど、よくここまでキャラクター同士の関係を膨らませてくれたなって思います。
描かれてるシーンは本当に断片的だけれど、この話はアルヴィスとギンタの二人だけでなく、アルヴィスとダンナさん、ひいてはギンタ・ダンナ親子の関係をも描いてる。
クラヴィーアで手に入れた「思いを継ぐ」ARMは、アニメルのラストバトルで、ギンタがファントムに言っていた「(夢は)仲間から仲間、人から人、親から子へ引き継がれる、人間の強い意志だ」という言葉に通じるし。(この台詞本当に好きです。メモしているぐらい(笑))
アルヴィスが本当の意味でダンナさんの死を乗り越えて、隣にいるのをギンタだと認識した切欠でもある。
(原作ではキング戦のあと、アルヴィスは生き返ったダンナさんではなく、ギンタの名を呼んで駆け寄ってます。これは地味だけど嬉しかった)
隠しEDを見た後も、謎が沢山残っていますがそれも想像の余地があっていいです。
改めてEDを見てみると、結局アルヴィスの記憶は戻ったのかはっきりしてないんですよね。
「そうか…そういうこと… だったのか…」
と言っただけで。アイドゥやパウゼのことを覚えていた節はないし、その後も思い出した様子はない(まぁEDで絡みがないから当然なのですが)。
けどわざわざ記憶を消させたのは、自分が「覚えていない」という事実に合わせてお願いをした様にも取れます。
…でもクラヴィーア王の言葉を隠しEDで想起してるから、ARMを受け取ったことに関しては思い出したのかな?
ただあったこと全てを思い出したかどうかは、完全にプレイヤーの想像に委ねられています。
結局、幼いアルヴィスを「手引き」したことになるのは、誰なんでしょうね。
アイドゥ?パウゼ?それとも未来の自分達?
うーん…謎だ…。でもいくらでも考えられます。やっぱ楽しい!
そしてまたゲームを最初からやりたくなってしまいました。時間が経っても何度でも楽しめるこんな素敵な作品を作って下さったスタッフの方々には、感謝の言葉しかありません。
久々に語って満足です。やっぱりクラヴィーア好きだ!
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