ご心配をおかけしましたが、先日無事父が退院しました。
後遺症は残ってしまいましたが、話すことは呂律は気になりつつも、ゆっくりなら会話には支障がないレベルで(時々言葉が詰まったりしてるけど)
利き手の動きも、指がぎこちないものの、歩く分にはそこまで支障もない状態にまで回復しました。
本当に、運が味方してくれたとしか言いようがありません。
もし誰もいないところで倒れていたら
近くに脳外科のある大きな病院がなかったら
発症時の幸運な偶然が一つでも欠けていたら、おそらくここまで回復はしなかっただろうと思います。
当時の状況がうまく運んでくれて、担当医からは「奇跡的に」と言えるほど後遺症が少なくて済みました。
とはいっても、脳の障害なので、記憶がかなり落ちてしまったりとか(言われたこと・自分の言ったこともすぐに忘れてしまう)
元々の体質である高血圧を、食事含めコントロールしていかなくてはいけないので。
そういった部分で、完全に元どおりにまではいきませんが。
退院当日、家族でまた食卓を囲むことができて本当に良かったなぁと、しみじみ思いました。
「人生何が起こるかわからない」とは、本当にその通りです。
再発の危険もあるので、しばらく、少なくとも一年間は誰かがそばに付き添っていた方がよいため、当面の間は、父の生活を中心にスケジュールを組むことになりました。
リハビリも、仕事の復帰も少しずつ行っていく予定です。
父本人は能天気なもので、「(歩けるから)年内に仕事復帰したい」などと言うので、私と母で全力で止めたりしています。
……予兆のない病とはいえ、父が倒れたと聞いたとき、そして病院でほとんど口の聞けなくなった父と対面したとき。
自分はなぜ医療職なのに、なにも出来なかったのか。
サインはあったかもしれないのに、なぜ見過ごしてしまったのか。
……もともと、数年前に年の近い従兄弟が突然亡くなったこともあり、この仕事をしようと思ったのですが。
その時と同じで、何もできなかったと。何のために看護師になったんだと。
ひたすら己を責め続けていたのですが、やっとその気持ちから解放された気がします。
今後も半介護のような生活は続きますが、あまり変に気負わないようにしつつ、自分にできることをやっていこうと思います。
長文でのご報告をお読みいただき、ありがとうございました。
そしてツイッターでリプライくださった方々、サイトにメッセージ等くださった方々、本当にありがとうございました。
またゆるゆると活動してまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
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