●ギンタ
大好きなキャラの一人。
主人公というのもありますが、なんだろうな…悲壮な決意や、責任感とか、そういったヒロイックな理由もキャラクターの魅力になりますが、
ギンタの場合は「裏がない」というのが、私が彼に惹かれた理由の一つかもしれません。
彼は主人公らしい前向きさはしっかりとあるものの、完全に猪突猛進かと聞かれたらそうでもない。
かといってネガティヴに振り切れることもなく、シリアスとギャグが両方取れる非常にバランスの良いキャラだなと思います。(お、なんだか分析っぽいぞ)
過去の記事にも書きましたが、たまたま読んだ話の「後回し!オレもこの世界守りてぇ!」というセリフにグッと来たのが、彼を好きになったきっかけの一つです。
このシーン、わはは!と笑いながら楽観的に答えてるけれど、その後のアランの問いに短く「強くなる。倒す。」と再度答えてることから、全くブレずに本気なんだとうかがえて好きです。
あと、私のお気に入りのセリフのもう一つは、
「スノウはエド助けたいんだろ!がんばれ!オレはがんばってるスノウを助ける!」
「オレがエドも元に戻してやる!」じゃなくて、彼は一貫して、自分にできることで協力すると言ってるんですよね。
異世界に行って、大言壮語になるようなシチュエーションなのに、実は自分をとても現実的に見ている。
メルヘヴンに来たことで身体能力が上がったことに対して、アルヴィスが指摘する前に自分で分析していたりもするし。
バッボのハンマー&ダガーの能力や、バブルランチャーなども、誰かに教えられるわけでなく自ら近距離・遠距離用と設定して想像している。
成績は中の下とのことですが、知識がないだけで、多分頭はいい方なんだろうな。
というか、彼は意外とリアリストで、最初からメルヘンの世界を「信じている」けれど「そんな世界はない、わかっている」と認めてもいるんですよね。
けれど、どんなに否定されても、信じてくれる小雪がいる。夢を見る自分がいる。
だから、自分の世界を大事にできる。
彼は健全な意味で、自分を大事にできているから、偏見とかもたずに他人のことも受け入れられるんだと思います。
だから、魔女であるドロシーと仲良くなれたり、しゃべるARMであるバッボとも良いパートナーになれたんじゃないかな。
それが故にGBAゲームだとマールに騙されたりもしてますが、そういうところがドロシーが彼に惹かれる魅力だとも思います。
原作だと目的は一貫して「元の世界に戻ること」で、キングとの最終決戦の後に手に入れたマジックストーンの使い道を、誰にも言わずに、迷わずに逆門番ピエロを作ると決めたりもしている。(これは連載の尺の都合もあると思いますが)
そういうフラットでいて、夢みがちな割に意外と地に足がついていて、自然体なところが、私の考える彼の魅力だったりします。
他に好きなシーン・セリフ
原作
・氷の城でのエドへの「信じて良かったと思わせよう!」
・カルデア襲撃時の独白「オレは甘かったのかもしれない」
アニオリ
・ウォーゲーム・ファントムとの最終決戦時の「オレは夢を諦めねぇ!」
ゲーム
・クラヴィーアのE D「オレ…アルヴィスを信じてる。…絶対に…大丈夫!」
・闘技場での暴走アルヴィスとの会話
「『一番大切なときに 心の底から信頼できる相手につかいなさい』
そう…言われた。一番大切なときだと思った。
そして…アルヴィスのことを…心の底から信頼できると思った」
こうして書いてみると、当時の印象から十年以上経って、自分がキャラをどう捉えていたかがわかった気がして、面白いですね。
もちろん直感的に「これ好き!」というセリフやシーンもたくさんあるのですが。改めて言語化するのって面白い。
拍手コメントもありがとうございます!拍手だけの方もありがとうございます!
ゆっくりですが、少しずつ長編も新作短編も用意して参ります!!
COMMENT
作品読みました
キャラ考察、とても参考になりました。
Re:作品読みました
だいぶ好き勝手に書いたキャラ考察でしたが、少しでもお楽しみいただけるものであったのなら本望です◎