キャラ語り・スノウ編です。
アニメルの設定についても触れているので、今回は見ようによってはちょっと批評じみた内容かも。
●スノウ
大好きなキャラ。
ただ彼女はちょっと特殊で…原作・ゲームと、アニメ終盤で設定やキャラ付けが異なっている印象があるので、私の中では二人いるような存在です。
最大の違いは、なんといっても終盤で明らかになった(おそらく後付けの)「小雪の魂が分かれた存在」という設定ですが、それ以前にもちょこちょこ私には「おや?」と思えるシーンがありました。
例えば、パルトガインに再度突入する前での皆の会話。
アルヴィスがカオスに落ちたら自分たちが助ければいい!と意気込む皆に対して、ここで彼女は「ええ!」と相槌を打っているんです。
これまでだったら「うん!」と言ってそうな場面なのに。
もう一つは、アニメル終盤でのナナシの呼び方。
原作・ゲームでは一貫して「ナナシさん」と呼んでいるのに対して、「覚醒のゾンビタトゥ」で別行動を取った際「どうしよう…アランとナナシを置いてきちゃった」と言っています。
ここだけだと「ん?脚本のミスかな?」とも思えますが、その後「炎に散り、水に眠る」で、再びナナシのことを呼び捨てにしています。
ものすごく深読みをすると、小雪との繋がりを思い出したことで、性格が若干統合されたとか、少し変わったとも見えますが、オリジナルと言える小雪も話し言葉はユニセックスです。
それもあり、上記の設定も相俟って、私個人にとっては、アニメの彼女は原作の彼女とはまた違うキャラになった感じがあります。
とは言っても、原作・アニメの二人とも、どちらも好きです。
彼女の魅力は、芯の強さ。
大国レスターヴァのお姫様ということもあり、年齢に見合わない重圧を背負っていますが、彼女はそれから逃げない。
チェスが怖い。戦いが怖い、自分のことを弱いと言いつつも、懸命に運命に立ち向かっている。
私が好きなのは、2ndバトルの戦いでのモノローグ。
「怖くない?私?」
「ううん 怖いよ でもね」
『私は民を守るため何でもするつもりです。一国の姫なのですから』
「私だって、何でもする!」
このシーンの布石として、ゲーム前日の夜にレギンレイヴ姫の話を聞いたとき「…そうだよね」と相槌を打っているように。
彼女は守られる存在でありながら、大国の姫君として人々を守ろうとしている。
責任感が強いために色々苦境もありますが、カードバトルの文言「運命に立ち向かう少女」というフレーズがぴったりのキャラクターです。
あと、書いていて思ったのは、彼女は優しさ…慈愛のあるキャラだなと。
「癒しの天使」を使えるホーリーARM使いという属性もありますが、メルヘヴンの人々を守ろうとするところや、自らを顧みずヴェストリの人々を治療したように、責任感とともに彼女の優しさは象徴的に描かれてますよね。
そのシーンがあるから「私はレスターヴァの後継者として、ディアナを倒します」という悲壮な決意が映える。
……ああ、そうか。
アニメルの最後、自らの命の核であるマジックストーンをギンタに力として授けたのは、彼女の慈愛なんだな。
大好きな人と、大好きな人のいる世界と、そこに生きる人々を守ろうとしたのだと。
今そのことが、自分の中でとてもしっくりときています。
アニメル最終話を観た当時から、彼女だけが復活しなかったという結末がどうしてもしこりのように残っていて、彼女にも幸せになって欲しかったと思っていたんですが。
彼女は、幸せだったんだな。きっと。
アニメルで、スノウとは別の意味で掘り下げられたドロシーがギンタのヒロインになったのだと考えると、メルヘヴン(MARではなくアニメの)という物語のヒロインは、彼女だなと思うのです。
でも、やっぱり、原作の泣きながらもギンタと笑顔で別れるラストが私は好きです。
他に好きなシーン
原作
・カルデアから戻った後のドロシーとのやりとり「精一杯強がってるけど、本当は辛いよね」
・マジカルロウとのバトル時のモノローグ「私はまだ、甘えている…!」
アニオリ
・ゾンネンズ戦で傷つきつつも「構わないから、やっちゃってドロシー!」
ゲーム
・イズネとの別れ、その後の仲間たちとのやりとり
・クラヴィーア、海龍と仲良くなるシーン。
うーん。彼女はどうしても設定故に、自分の中で重くなりがちで、ついシリアスな面についてばかり書いてしまいましたが。
お酒に酔っ払ってテンションがすごいことになってる所とか、アイドゥさんに鼻の下伸ばしてるナナシたちに鉄拳制裁してる所とか、そういった普通の女の子なところも可愛くて好きです。
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