ドロシーが原作14巻で唐突にアルヴィスを「アル」と呼んだのは、読んだ当時けっこうな衝撃だったのですが、本編では結局触れられていないんですよね。
いったい二人の間に何があったのか。ドロシーがアルヴィスを「アル」呼びするまでの話を妄想した結果、思いついた話になります。
例のごとく、これも構想から形になるまでに大分時間がかかりました。
私の中で、キャラクターが感情をはっきりと表すようなセリフ(好きとか)キスシーンって、かなり勇気がいる描写で、どうしても時間がかかってしまうのです。
我ながらチキン野郎だと思います。
話の肝は「なぜドロシーが今回心を許したのが、アルヴィスでなくてはならなかったのか」(=他のメンズではダメなのか)で、二人の関係を掘り下げて考えた結果、ドロシーがアルヴィスに抱いている感情の一つに「罪悪感」があるのではと感じました。
アルヴィスにかけられたゾンビタトゥは、姉であるディアナの罪の象徴。
ウォーゲーム開始当初は知らなかったその事情は、3rdバトルでのロランとアルヴィスの会話で彼女も知るところとなりましたが、恐らくずっと気にしていたのだろうと。
だからこそ、カルデア訪問時の会話(ドロシーからゾンビタトゥのことを聞く)や、ゲーム版クラヴィーアED(「なんとかしてよぅ、お願いだから…!」と泣き崩れるところ)の描写が出てくるのだろうと思い、そこを膨らませていく形でセリフを肉付けしていきました。
ギンタやジャックと話すときはない、後ろめたさのようなもの。
後から彼に対して感じ始めた、罪悪感。
それを受け入れてくれたことで、アルヴィスはドロシーが甘えられる存在になったと、そういうニュアンスです。
なお、彼女が甘えられる存在として、年上組であるナナシとアランも当てはまるのでは、という見方もできると思うのですが(実際、巷ではアルドロより包容力のあるナナシが見えるナナドロの方がメジャーな印象)
今回の話では、ただ甘えるわけではなく、ナナシやアランらとはない、意図せずとして生まれてしまった二人の「因縁」(ディアナとファントム)が関わるので、アルヴィスではなくてはダメだった、という解釈にて書きました。
まぁ…ぶっちゃけこじつけです。二次創作なんて大半はこじつけです(暴論)
かつてイチャイチャラブラブな恋人同士の話も書きましたが(Colors of happiness)、個人的にこの二人は「友達以上恋人未満」が一番しっくりくるかなと思います。
私の中での二人のベースラインは、以前もどこかで書きましたが、やっぱりアニメルでの背中合わせなんですよね。
その延長もあり、弱いところを見せられる、背中を預け合う、もたれあう関係といったニュアンスでこのタイトルをつけました。
結局二人の関係はどうなったのか。Ωでもドロシーはアル呼びしてましたが、アルヴィスはスルーしていたので、そういう部分にも繋がるように、踏み込んだ描写はキスシーンのみに抑えました。
たとえ一時だとしても、もたれ合う関係になることだって、あり得るんじゃないかと。
そういった部分は、今後も適度に妄想していこうと思います(笑)
…とまぁ、私のCP観まで綴ってしまいましたが、少しでもお楽しみいただけるものであったら幸いです。
長い解説までご拝読くださり、ありがとうございました。
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