・シアン・イノセンス
アニメルのアリオリ展開沿いのお話です。これも例のごとく大分前から思いついていた話かな。
あの話はオリジナル展開としてウォーゲームがしばらく休止となり(当時のアニメは2〜4クールが基本で、反響が多いとメルヘヴンみたいに8クール・2年放送のアニメも結構ありました。いい時代でした。)、慰労を兼ねて仮装パーティをすることが決まるという展開で。
その話の冒頭で、スノウが「皆の服も選んであげる!」と言った後、ギンタが「頼むぜスノウ」みたいなことを返した後に「ギンタンの服は私が選んであげる」とドロシーが口を挟み、「え?」「いくよ、スノウ」「あ、待って!」とドロシーの態度に少し戸惑ったスノウの様子があるんです。
初見時は、ドロシーが性格悪いようにも見える描写なので、なんだか違和感を感じた会話だったのですが、その後スノウが自分で選んだドレス(どことなく少女趣味、やっぱりお姫様だからかな)より「こっちの方がいい」とドロシーが本編のドレスを選んでくれて、「皆喜ぶよ」という言葉にスノウがはにかむ、というやりとりになって。
一連のシーンを通して見ると、思春期の女の子の心の揺らぎとか、微妙な距離感とかが出ていた、すごく良いシナリオだなと思いました。
そのお話の印象と、以前ふと思いついたスノウの冒頭の一言からできたお話になります。
タイトルは「百姓貴族」ED曲名から。曲そのものというより、言葉のイメージから来ています。あ、でも曲も好きです。
思春期ならではの青い(シアン)頃の悩みと、無邪気、純朴などを意味する「イノセンス」という単語が使いたくてこうなりました。
・秘密の夜と朝
これはいつものごとく数年前から…ではなく、実はごく最近に思いついた話です。
テーマはズバリ「推しを弱らせる」。…身も蓋もない。
以前こちらでも告白しましたが、私には「弱った推しの姿が好き」という困った性癖がありまして(苦笑)
けれど先日ふとネタ出しのため過去作品を読み返している際に「推しを弱らせるの好きなのに、うちのサイトはそういうの少ないかも…?」と気付きました。
支部では好きCPで体調不良タグをついクリックしてしまうのに、自分ではあまり書いてないかも?と。
以前書いた短編「泡沫の影」でも看病シーンはあったりしたんですが、ワンシーンぐらいでがっつり書いてはおらず、読み返してみたら「なんか事務的かも」と思いまして。
こうなったらそれをメインに据えて、とことん弱らせよう、とことん看病させよう!そして甘やかそう!!となった話です。
欲に忠実に書いてみた結果、めっちゃダウンさせてしまいました。ごめんねアルちゃん。
ただ同志がいらっしゃるのか、アップ後にけっこう反響をいただけたので嬉しかったです。
性癖を晒した甲斐があったというものです。今後もまた適度にチャレンジしたいです(笑)
しかし上の内容を読み比べてみると…なんていうか…落差がすごいな。
いや、どの作品も至極真面目に書いてます。
COMMENT